今朝は低気圧の通過で暴風雨。昼前には一旦止むものも、試合開始前後の埼玉スタジアムは冷たい雨が降り続いていました。
そんな中で迎えたホーム開幕戦。スタメンはGK都築、DFは両サイドに入れ替えがあって、右に暢久が起用され、左は前の試合では右だった細貝。センターは変わらずに坪井と闘莉王。 中盤は変わりなくボランチが啓太と阿部ちゃん、右がロビーで、左はこの試合も原口君がスタメン起用。FWは鹿島戦で見所無しの高原に変わってエジミウソンが達也とコンビを組みました。
試合は立ち上がりに得た右からのコーナーキック。キッカーのロビーから放たれた低めのボールを阿部ちゃんがダイレクトボレーで叩き込んで、いきなりの今季初得点で先制しました。 これで楽に試合を進められるはずが10分過ぎにはクリアボールを拾われてチャンスを作られ、全速力でオーバーラップを掛けてきたFC東京の右サイドバック徳永が対面の細貝を振り切ってタッチラインぎりぎりでグラウンダーの速いクロスを入れ、それをカボレと競り合った坪井が押し込んでしまう形でオウンゴールで失点してしまいます。
前節の鹿島戦でも最大の弱点として挙げられていたカウンターを受けた時の対応ですが、攻守の切り替えの早さの徹底と、両サイドバックが同時に上がらないようにバランスを取ること、この2つの点で改善は見られていましたが、まだ完全では無かったようです。浦和の対応力が上がったことと、FC東京のカウンターの切れ味が鹿島アントラーズほどでは無かったこともあり、今日はこの1失点で押さえ込むことができました。 このように守備面の改善を図っていた一週間でしたが、決して攻撃面のパフォーマンスは落ちておらず、むしろパスワーク、コンビネーションは磨きが掛かっていました。
失点後は徐々にパフォーマンスが上がっていき、前半の終わり頃にはほぼFC東京を圧倒していました。 そして迎えた後半、これもまた立ち上がりに闘莉王が起点となって右サイドのロビーへパス。ロビーはそこから速いクロスを入れ、そこにエジが飛び込んで綺麗に合わせて2点目。そこからレッズはパス回しで相手を翻弄しつつ、機を見てカウンターを繰り出すようになりました。
試合終了前には、カウンターから坪井が左サイドを豪快にオーバーラップ。これまでの坪井なら途中で躊躇して止まってしまうところですが、ここで止まらずにボールを素早く中央へ。そこで途中から都投入されていた山田直輝がボールを受け、またも素早く右サイドを駆け上がってきたロビーへパス。ロビーは落ち着いて相手DFを切り返して躱し、利き足とは逆の左足で冷静にニアサイドを打ち抜いて3点目を挙げました。
これでロビーは1得点2アシストと全得点に絡む大活躍。切り返し直後でその逆へと足を振り切れる強靱な足腰と、利き足とは逆の左足で狭いニアサイドを打ち抜くコントロールの正確さ、そしてそのプレーを瞬時に選択する冷静さ、ロビーのフィニッシャーとしても高い資質を示す素晴らしいゴールでした。
また直輝は今季初出場でいきなりプロでの初アシスト。これもゴール前へと顔を出す運動量と、冷静にパスを捌く判断力が光るものでした
そして起点は相棒の闘莉王だけでなく自らもチャンスを見つけ駆け上がってきた坪井。オーバーラップ、運動量、パスワークで崩しきったこの得点は、今季のレッズのスタイルとして忘れてはならないものだと思います。もちろん、リードした状況で迎えた試合終了直後という点は差し引かなければなりませんが。
総評としては文句なしの久々の会心の勝利でした。そしてスタメンの変更に、試合中の途中交代まで、フィンケ先生の采配も見事なものでした。やや運動量が落ち、軽率なパスミスやディフェンスのミスが目立ってきた原口君を後半早々に引っ込める観察眼。そして代わりに投入されたのは、スタメン落ちした高原で、彼のモチベーションを落とさずに発憤の機会を与えるものでした。
今日の高原は得点こそ挙げられず、またフィジカルコンディションもまだ完全ではないようでしたが、幅広くボールを受けて起点となり、またフィニッシュも惜しいシーンが数回あるなど、前節よりは良いパフォーマンスだったと思います。
次戦はアウェイでの磐田戦。素晴らしい指導者のもとで徐々に前進し、新たにパスサッカーへのスタイル転向を果たしつつあるレッズにはとても希望を感じています。また、来週も頑張って参戦します!